海外ではグルテンフリーは常識|フランスのグルテンフリー事情

日本でも、最近人気の高まりを見せているグルテンフリー食。

事の発端は、アメリカのセレブ達が始めたからと言われていますが、実はヨーロッパでは長い間グルテンフリー食が存在しています。

グルテンまみれの食生活

フランスもイタリアもスペインも、料理がおいしいと言われているグルメの国々の主食と言えば…そう、パンです。

パンには小麦が主成分として使われているので、毎日パンを食べていれば多くのグルテンを摂取することになります。

特にフランスのパンの消費量はかなり高く、一人のフランス人のパン(フランスパン)の平均消費量は120g/日です。

フランスでは毎日がグルテン生活


なぜここまでフランスでのパンの消費量が多いかというと、フランス独特の食文化に理由があります。

 

フランスはパンの原料となる小麦も多く生産しますが、それに負けないくらいの乳製品、特にチーズの生産が盛んなのです。

フランス各地で作られる特色あるチーズの数々。それらを一日1種類ずつ食べたとしても、1年ではすべてを食べきることができないと言われています。

 

フランス人はチーズが大好き

どんな家庭の冷蔵庫にも必ずと言ってチーズが入っていて、食事の最後にチーズを食べて満腹感を得るのです。

そして、フランスではチーズを食べる時にパンが欠かせません。

塩気の強いチーズ単体で食べるという事はあまりないことです。日本の食事でいうと、チーズはたらこのようなものかもしれません。

 

たらこを食べる時は白米も一緒に食べるかと思います。たらこを単体で食べる人は、あまりいないでしょう。

グルテンアレルギーの増加

フランスの食生活にしっかりと根差しているパン食文化。

しかし、フランスをはじめとするヨーロッパで20世紀後半にはグルテンアレルギーの存在がだんだんと明るみに出てきました。

まさか主食として毎日食べていたパンにアレルギーの原因があったなんて、家庭に衝撃が走ります。

この頃から個人商店レベルではグルテンを使わない「パンのようなもの」を扱う店が登場しました。最初は技術的に小麦の代わりに他の粉を使うのが難しかったため、あまり美味しくなかったそうです。

 

その後、スペインの大手スーパーMercadonaが、社長の息子がグルテンアレルギーという事もあり、ほぼすべての食品にグルテンフリーのものを取りそろえます。

これを皮切りに、ヨーロッパでは各スーパーでグルテンフリー商品が棚に並ぶことになります。

こうしてヨーロッパではグルテンフリー食品がメジャーになっていったのです。

まとめ

もともとパンをはじめとする、グルテンを多く含む食事が生活基盤にあったヨーロッパ。そのヨーロッパでグルテンフリー食品が登場したのは、美容を目的としたものではなく、あくまでグルテンにアレルギーを持つ人たちへの救済措置としてでした。

 

日本の一般スーパーでグルテンフリー食品がまだそこまで普及していないのは、そもそもグルテンを大量に摂取することのない日本独特の食文化がグルテンに対してそこまで危機意識を持っていないからなのでしょう。

 

これから海外の観光客がどんどん増えてくる日本でも、そろそろ本格的にグルテンフリーを意識しなければいけないかもしれませんね。

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