消化の不思議|ヨーロッパ・フランスではグルテンより米のほうが消化に悪い?

グルテンフリー生活を始めた人の中には、グルテンの摂取を止めてから胃腸の調子が良くなったという人もいるでしょう。

特に、グルテンの消化にかかる時間とエネルギーが無くなったことにより、胃のむかつきや、腸のトラブルが無くなったという人が結構います。

 

腹持ちが良い?消化に悪い?


米食はパン食に比べて、腹持ちが良いという事を聞いたことはありませんか?

例えば朝ごはんにしっかりお米を食べておけば、お昼ごはんまでおなかが減らないという事です。対して、パンの場合はすぐにお腹が減ってしまう。

実は、お米ってグルテン(パン)に負けず劣らず、消化に時間がかかるのです。

お米の糖質、デンプン

お米の消化に時間がかかる理由は、お米の持つ糖分・デンプンにあります。

お米にも糖分があるの?と思ってしまいますが、中学校で、お米をずっと噛んでいると甘くなる、という理科の実験をやったことはありませんか?あの甘く感じた物質がデンプンであり、お米の持つ糖分なのです。

 

デンプンの構造は、もっと小さなサイズの糖が規則正しく並んだもので、いわば糖の鎖のようなものです。

 

ですので、お米を食べた時に、体の中ではデンプンを消化しやすい小さな糖に変えるために、デンプンの鎖をチョキチョキ切っていかなくてはいけないのです。

この切る工程がけっこう大変なので、結果的に長くおなかに留まる=腹持ちが良いと言われるのです。

デンプンよりお米のほうが消化に悪い?


私たち日本人は、古くからコメ食文化を営んでいるため、米を食べ慣れた体といえます。しかし、これがパン食文化であるヨーロッパではどうでしょうか。

 

私がフランスで出会った人の中には、グルテンの危険性を指摘してグルテンフリー生活を送っている人がいました。

一方で、グルテンを避ける人がいるのと同じように、お米を避ける人もいることを知り驚きました。

 

なぜお米を食べないようにしているのか聞いたところ、彼らにとっては白米を食べた後は必ずおなかが張るような感じがして、苦しくなってしまうのだそう。

私たち日本人には、グルテンを含む食品を食べることで消化不良を起こしてしまうような人がいるのに対し、フランスではお米を食べて消化不良を訴える人がいるという、興味深いことが起きているのです。

まとめ

私たちの体は、古くから続くその地の食文化による影響を少なからず受けています。

アレルギーなどの重篤な症状であるケースを除くと、私たちの体がデンプンを受け付けられないのは、デンプンを多量に摂取する生活に慣れていないからなのかもしれません。

 

その証拠に、私たちにとってメジャーな食材であるお米をうまく消化できないフランス人がいるのです。

健康的な生活を送るために、自分の体に合う食材・合わない食材というのをしっかり知っておきたいですね。

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